富岡製糸場の主な建物
富岡製糸場の主な建物は、下の図で判るように、東繭倉庫(東置繭所)西繭倉庫(西置繭所)繰糸場の三棟がコの字型に配されています。この三棟は2014年の12月に国宝に指定されました。繰糸場は採光を考慮して南向きに建てられています。 ↓クリックすると画像が拡大されます↓
富岡製糸場 東置繭所(ひがしおきまゆしょ)国宝

煉瓦の積み方
富岡製糸場 東置繭所のキーストン
富岡製糸場 礎石


富岡製糸場 東置繭所の大きさ
長さ104.4m、幅12.3m、高さ14.8m 建築面積 1486.60㎡構造形式 木骨煉瓦造、二階建、北面庇・西面及び南面ヴェランダ付、桟瓦葺(さんかわらぶき)
現在の東置繭所
正門入って正面の煉瓦造の大きな建物が東置繭所です。 正面のアーチを入ると、床面に大きな計量機が有ります。(気がつくかな?)片倉時代には繭を積んだトラックがここで計量されていました。そのまま進めば、広場に出ます。 左右に別れますので、右側は主にお土産品の販売所 と、通常の展示物と映像で富岡製糸場が紹介されています。左側はシルク製品の販売や、座繰りの実演、フランス式繰糸器の実演、その奥は、特別イベント会場となります。 2015年の夏から、空調設備も入りましたので夏冬快適に見学ができます。
下の写真が東置繭所2階の内部です。天井は瓦を支えるための「トラス工法」となっています。中央には棟木まで達する杉の木の通し柱が建ち、変形の「トラス」となっています。 ここに16t(繭袋にして4,000袋)の乾繭が保存されていました。

甘楽町役場HP 韮塚三郎著「韮塚家中興の租 韮塚直二郎.美寧を偲ぶ」
写真提供:富岡市 富岡製糸場